石橋史匡くんのメジャーへの挑戦 (NHKアニメ:メジャー)  

 この度はレジースミスベースボールセンターアメリカ本校初の日本人マイナーリーガーをご紹介致します。高校生まで日本で育ち東京農大二高の硬式野球部で控えの選手として三年間を過ごし、2001年に高校三年生の夏にレジースミスベースボールセンター主催のアメリカでのベースボールキャンプに参加したことでアメリカでプレーしてみたいという思いに火が付き高校卒業後すぐに渡米。その後、スミスのレッスンを定期的に受けることで飛躍的に技術向上しピアースカレッジでレギュラー外野手としてプレー、卒業後に独立リーグで3年間プレーした後に名門ロサンゼルスドジャースと捕手としてマイナー契約、2年間レベルの高いシングルAとされるグレートレーク・ルーンズでプレーをしました。残念ながら今シーズン再契約とはなりませんでしたがこれを機にロサンゼルスドジャースから来年2010年以降は私も属していたことのあるアジア圏部署に属し日本でスカウト部門の仕事に就くことになりました。解雇後に球団から依頼を受けるということは人間性を含め英語力、プロ野球選手としての経験を大きく評価されたことが大きいと思います。

 この動画のスミスの石橋くんについての感想からも分かるように、とにかく野球に対する情熱があり、自分の夢を実現するということへのハングリーさが素晴らしかったと話しいます。普通の日本の高校生で控え選手だった石橋君がスミスの野球指導を信じて一生懸命に取り組むことで夢を実現できた一人です。私もスミスのアシスタントだった当時、石橋くんのレッスンをいつも手伝っていたのでその取り組む姿勢の素晴らしさは今でも鮮明に覚えています。やはり、一生懸命に取り組むと最終的には夢は実現できると改めて思いました。先日のアメリカ研修で石橋くんと会って話をした時に話してくれました。「もし、小学生、中学生でメジャー流の野球をレジースミスのもとで習うことができたら、メジャーリーグでプレーできる可能性もあったのではないかな?」と話していました。パワーとスピードを重視するメジャーリーグでプレーするにはその野球に適応した野球のスタイルを身につけることが大事だという思いが伝わってきました。

 

’08ウィンター東京キャンプ(右上が石橋くん)
’08ウィンター東京キャンプ(右上が石橋くん)