J・バエス フライングエルボー

シカゴ・カブスのバエス選手の打撃メカニックです。後ろ肘を上げて潜在エネルギーを蓄えて、それを強い運動エネルギーに変換して大きなパワーを生み出していることがこの映像から見て分かります。下記がその他の優れた動作となります。

①Angular displacement <角変動>・・・足を上げても軸のブレない
②Torque<捻り>・・・ストライド時に後ろ肘を後方に引き上げて捻りを作る
③Re-grip<リグリップ>・・・バットの軌道を変えない
④Driving swig<ボールを運ぶ>・・・左肩の後ろにバットが当たるまで振り切る
⑤Lock and release<ロック&リリース>・・・スイング後に重心を下げてテコを使う

2016年プレーオフでMVPを獲得した素晴らしいスイングです。後ろの肘を上げる動作は日本ではあまり指導されない動作だと思いますが、この後方に引かれた肘が下りてくる時に大きな力が生まれます。スイングスピードの100%は肘が下りてヘソに向かう時の動作で決まるので、肘を上げて力を蓄える動作は非常に大事であると思います。