メジャー流 三塁手編

 現在、メジャーリーグでトップレベルの三塁手がボルチモア・オリオールズのマニー・マチャド三塁手です。
特に素晴らしい特徴は3塁線の打球に対しての反応です。その他にも非常に優れた動作が多いので皆さんに紹介します。

①反応・・・ただ単に横にダイビングキャッチをするのではなく、約45度の角度を付けてダイビングキャッチをしていることが分かります。そうすることでグラウンドをカバーできるエリアが広くなり、捕球できる可能性が高くなります。

②捕球前の動作・・・フォアハンドでの捕球後にグラブ側に回転して送球に移る動作が非常にスムーズに体の勢いを上手く利用していることが分かります。

③ベアハンド捕球・・・緩い打球に対して素手で捕球してランニングスローでの逆足を使っての送球をしています。これにより、ステップを1歩減らすことで、アウトにする可能性を大きくしています。

④スローイング・・・肩が強いことはもちろんですが、どの角度からでも正確に送球ができていることが分かります。バックハンドでの捕球時にはオーバースロー、フォアハンドでの捕球時にはサイドスロー、ベアハンドキャッチの時にはアンダースローと、すべての捕球体制に合わせたスローイングをしていることが分かります。それにより、捕球後に非常に早くスムーズに動いていることが分かります。内野手はどの角度からでも投げられなければ素早い送球は難しいということがこの映像を見ていると分かります。