エラーの原因について

 メジャーリーグもワールドシリーズを迎え、エラーやミスが許されない緊張感のある試合が連日行われています。
特にエラーが勝敗を分けたのがナショナルリーグプレーオフ第5戦での遊撃手のエラーです。左のファカール遊撃手は正面のゴロを簡単に捌いています。それに対してブルワーズのべタンコート遊撃手は正面のゴロを右ひざをついて外野手のように捕球をしようとしてエラーをしています。

 このエラーの原因は二つ挙げられます。一つは右ひざを落として外野手のような捕球体勢を取ることで体がフリーズ<凍る>してしまうのが大きな原因です。この時の左打者ですのでゴロの打球はインサイドバックスピンでボールが3塁方向に逃げています。
もう一つは、やはりプレーオフというプレッシャーが大きく、大事に捕球しようとするあまりに通常のプレーが出来ていません。ファカール選手もドジャース時代に勝敗を分ける致命的なエラーをしたことを今でも覚えています。その経験から学んだことだと思います。
 キーポイントはこの2つ
①Read the bound バウンドを読む<バックスピン、トップスピン、インサイドバックスピン、フックスピン>
②Progrssive skill training 練習時から試合と同様にプレッシャーの掛かる状況を作る。

特に少年野球の皆さんには失敗を恐れずに守備をして欲しいと思います。