メジャー流 カットオフプレー

 現役のメジャーリーガーで最高の二塁手がニューヨーク・ヤンキースのR.カノ選手。その中でも外野からの中継プレーで走者を刺す、カットオフプレーが超一流と言われています。捕球後にノーステップで送球し、さらに正確で強い送球をして間一髪で走者をアウトにしています。
 
映像<左>は通常のカットプレー、捕球後に1ステップしてから送球に移ります。そして映像<右>がカノ選手、捕球後にノーステップで送球をします。
メジャーリーグでは野手の一歩のステップが走者の一歩となると考えられています。そのためにいかに送球時に一歩を少なくするかを何度も練習をするのです。その一歩を減らすことでアウトかセーフの試合を決定付けることとなります。
 
 それでは二人の選手の動きの違いを解説します。

映像<左>
ボールの勢いに合わせて内野側で捕球するため、軸足にためを作れないことから1ステップを必要とする。
映像<右>
ボールを外野手側で捕球しながら、軸足にためを作っているので、すぐに送球体制に入ることができる。

  ’ Little things makes huge difference.  ‘ 「小さなプレーが大きな違いを生む。」