正しいスローングの重要性について

まず、「野球の基本はキャッチボール」と言われるように少年野球指導で最も弊社で重要視していることがスローイングです。その理由は少年期に間違った指 導をすることで肩、肘に大きな負担が掛かり野球生命に大きく影響するからです。いくら打撃が素晴らしくても投げられなければ試合に出場することはできませ ん。レジースミスはスローイングについてこう話します「スローイングを指導できない指導者に当たってしまった選手は本当に不幸である。また、平気で間違っ た指導をして選手を故障させる指導者は犯罪に近い」と話しています。打撃指導も奥が深く大変難しい分野の一つではございますが、投げる動作を指導するには まず肩や肘の筋肉の構造やどのように投げると肩や肘に負担が掛かり故障につながるのかという知識を得ないと選手に教えることは不可能なのではないかと思い ます。確かに選手時代の自分の経験も大切ですが、やはり確かな情報を選手に提供できるようにすることが大切なことではないかと思います。

それではここで3つの少年野球指導時のスローイングに関する基本指導をアドバイスいたします。

1 – PET THE DOG(犬の背中をなでるようにテイクバックをする) ・・・ 捻りを加えながらテイクバックすることで正確なゼロポジションを維持することができことで肩間接の開きを防ぐ。

2 – BIG ARM CIRCLE (大きく円を描くように腕を振る) ・・・ 大きく腕を振ることで大きな筋肉群を使えるようになり、リンケージシステム(胸郭→肩→肘→手首)と呼ばれるチェーンの動きで投げることができる。

3 – CONTACT WITH GROUND(つま先が地面についている) ・・・ ボールをリリースする前につま先が地面から離れるとリリース時に掛かるショックが肩、肘に掛かり、下肢でそのショックを吸収することができない。

以上の3つが弊社の最も大切なスローイング指導の基本理念です。ちなみにレジースミスはロベルトクレメンテやデープパーカー選手らと並んでメジャーリーグ 歴史上でトップ5にランキングされるほどの強肩の持ち主でした。ポイントは大きな筋肉群と小さな筋肉群のどちらが強くまたどちらが耐久性があるかを考えれ ば一目瞭然だと私は思います。どうかこれらのアドバイスが現場の指導者の方や野球を愛する少年にとって少しでも役に立ってくれることを心から祈っておりま す。

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