メジャーリーグを代表する選手の武器

 2015年度版ポスター
 
 ポスター内に掲載している三人の打者に共通ことは、メジャーリーグの舞台で成功する前にレジースミスの打撃理論を習得しているということです。1990年代からロサンゼルス・ドジャースの打撃コーチとしてマイナーリーグ時代にピアッザ選手を育成。その後、レジースミスベースボールセンターにて、ドジャースのマイナー時代のケンプ選手のパーソナルインストラクターとして2011年に二冠王を獲得に大きく貢献。スタントン選手は高校三年間、スミスのもとで定期的にスミスのもとで個人レッスンを受けていました。

 この三人に共通することは打率と長打力の両方を兼ね備えているということです。通常は本塁打を打つパワーヒッターはフルスイングをするために、打ち損じや空振りが多く正確性に欠けて打率が傾向があります。その反対に打率の良い選手はボールを正確にコンタクトする意識が強いために、フルスイングをすることをしない傾向にあるために長打力が下がりやすくなります。その両方を兼ね備えることが打者として究極の難しさではないかと思います。ピアッザ選手に関しては1988年のドラフト指名で62巡目、全体の1433人目という全く期待されずに入団しました。そうした選手を見事4年後に新人王に輝いたことはスミスの打撃コーチとしての大きな信頼となりました。