PostHeaderIcon メジャー流 : スライディング&2塁手ピボットプレー

 前回、ヘッドスライディングの危険性について皆さんにその理由を解説しました。しかし、ヘッドスライディング以外の足から滑るスライディングにもその方法を間違えると大きな怪我をするリスクをここで紹介します。
 下記にある動画の左側の映像が2003年に小久保選手が本塁へスライディングです。判定はセーフとなりましたが、右膝の十字靭帯断裂に加え半月板損傷と大腿骨挫傷という大怪我を負いました。その理由は左側に体を傾けてスライディングした時に捕手がその右膝の上の全体重を掛けてブロックしたために起きた怪我となります。しかし、このスライディングは日本で最も一般的に使われているスライディングで地面に付く面積が少ないためにスライディング後のスピードが落ちないために早いとされてイチロー選手をはじめたくさんの選手がこの方法を取り入れています。

 右側がメジャー流の本塁へのスライディングです。体を横に傾けることなく、捕手のシンガードを足で蹴っているのが分かります。体を傾けなくても着地後にスライディングの速度が落ちていないのが分かります。体を傾けずにスライディングが出来るようになることで外野手のスライディングキャッチなどに応用ができるようになりプレーの幅も広がります。

 また、2塁手先日の西岡選手の2塁ベース上でのピボットプレーの際に左膝が走者に対して横を向けて送球をしようとしたために、激しいスライディングを受けて、左膝の腓骨を骨折したように人間の膝は横からの圧力に非常に弱くできているのが分かります。正面の膝下の脛<スネ>部分の骨を見てもらうと分かりやすいのですが、非常に強く太くできているのに対して横、後ろの骨は非常に細くできているために角度によって簡単に骨折する可能性が高く含まれています。西岡選手が怪我からの復帰後にそれまで遊撃手だったカシーア選手は2塁手にコンバートされました。カシーア選手のピボットプレーも非常に激しいスライディングを近い距離から受けていますが、両膝がほぼ走者に正対しているために膝を痛めることなくさらに足を払われたテコの作用でさらに強い送球をしています。
 スライディングや2塁手のピボットプレーに共通する怪我を防ぐ動作として皆さんの知識の中に入れて頂ければと思います。 
 

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