少年野球の守備指導方法

 少年野球指導の際に良く聞かれる質問が「少年野球でもバックハンド キャッチやランニングスローを教えても良いのか?」または「このような守備で基本を重視する高校野球部に入った場合には、通用しないのではないか?」といったものが多く聞かれます。弊社では少年野球の選手にも、バックハンド、フォーハンド、バックステップ、ランニングスローなどを指導します。これは日米の大きな守備に対する考え方の大きな違いです。「どっちのセーフを選ぶか?」ということです。例えば三遊間の深いゴロを回り込んで捕球した場合に仮に上手く捕球したとしても、一塁はセーフになります。逆に、エラーをするリスクがあっても最短距離で捕球に向かい、バックハンドで捕球しその体勢でノーステップで送球した場合にはアウトになる確率が高くなります。しかし、その代わりに取り損ねる可能性もあります。つまり、同じセーフにするにもアウトにできる可能性のある捕球方法を選ぶべきというのがメジャーリーグで行われている守備です。そのため、素手で捕球、ジャンピングスローなどが多く見受けられる訳です。つまり、このようなプレーは小さい時から身に付けていれば、高いレベルでプレーをするようになってから非常に有利になるという考えです。正面で捕球することだけが基本ではなく、バックハンド、フォーハンド、バックステップランニングスローなど、すべてに基本があるのです。「正面で捕球すればセーフにしても良い」から「アウトにできる可能性が1%でもあればそれに掛ける」という意識で練習をすれば必ず高いレベルの守備に到達できると思います。

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