王貞治 数値化されたアッパースイング 


報道ステーションで放送された王会長と稲葉氏との打撃論に王会長が現役の時のスイング軌道が17°もアッパースイングだった事を数値化されたことで、長年の謎が解けたと思った方もいるのではないかと思います。

 2000年に私自身もソフトバンク・ホークスに通訳として在籍していたことで、当時の王監督の打撃指導を何度も外国人選手に通訳をしていました。王会長は常に「ダウンスイングで手首を返して前で打て」と話していましたが、この映像や数値化された内容を見ると明らかにアッパースイングであることが分かります。練習の素振りと試合でのスイングがここまで明らかに違う事を改めて感じます。王会長が話されるように「アッパースイングの癖があるから、練習でダウンスイングを練習して、その感覚で試合で打つ」と話されています。
 
 この考えをレジースミス理論では、ボールが上から下に下がって来る以上は脳が上から下に大根切りすることができず、必然的にアッパースイングになると考えています。
 しかし、人によってはこの素振りをそのまま試合で実践してしまう選手もいるのではないでしょうか?実は私もそうでした。
 この考え方、または理論は非常に感覚的なために万人に通じる理論ではないと考えています。メジャーリーグで言われる
‘Internal Reference ‘ 『内部基準』と呼ばれるもので、各個人が持つ感覚の違いということになります。決して否定はしませんが、先ほども話したように万人に通じる理論ではないということになります。
 現在のメジャーリーガーの中でもダウンスイングの感覚でかなりのアッパースイングの数値で打っているトラウト選手<LAA>など
日米を問わず様々な選手が個人基準をもとに打撃をしています。この内部基準を学ぶ事を選ぶか、目に見える理論を学ぶということになります。レジースミス理論では実際に目に見えること、そして万人に通じる理論と技術を皆さんにお伝えします。

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